こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、狛江市よりご依頼頂きましたジープ グランドチェロキーSRT8（WH57）になります。

初年度登録が平成20年、2世代前のお車という事で、フロントバンパーが廃盤となっておりました。

特に輸入車の中でもアメリカ車は部品が廃盤になる事が比較的早いため、今回は純正形状の社外品を用いて修理を行います。

部品がない事から修理をあきらめていた方がいらっしゃれば、参考にして頂けましたらと思います。

まずは損傷箇所の紹介からです。

駐車している所にバックでぶつけられてしまった左フロントの損傷です。

下の画像を見ていただくとフロントバンパーのへこみ、ヘッドライトウォッシャーの損傷、ヘッドライトレンズの割れが確認出来ます。

フロントバンパーの損傷が激しく、へこみ変形が大きいことから交換、ヘッドライトに関してはレンズのみの供給がないため本体ごと交換にて対応いたします。

冒頭で記述した通り、フロントバンパーが廃盤でしたので社外新品にて作業を行っていきます。

また、今回ヘッドライトウォッシャーの部品についても廃盤でしたので機能を停止させる方向でお客様と打ち合わせを行いました。

ここから修理の内容について説明していきます。

まずフロントバンパーを外してヘッドライトを交換して、新品のバンパーを仮止めであわせます。

バンパーの仮あわせはほとんどの場合には行いませんが、今回社外新品という事もあり行っております。

こちらの状態でバンパーを装着した際に変にストレスがかかって変形する箇所がないか、各部のチリ等を確認します。

今回はヘッドライトの取り付け部分に損傷が見受けられましたので、後ほど修理を行っていきます。

次にフロントバンパーの加工を行っていきます。

パーキングセンサー機能のあるお車でしたので、専用の工具を用いて穴あけを行います。

この作業はメーカーやお車によって標準装着されていたりオプション設定されていたりするため、必ずしも行う作業でありません。

先程、仮でバンパーをあわせた状態でヘッドライトの取り付け部分に損傷があったため、ヘッドライトを合わせながら修理を行います。

下の画像のハーネスが固定されているパネル部分になります。

次にヘッドライトウォッシャーの機能を停止します。

下の画像の白い円筒状の部品がポンプになり、こちらのコネクターを抜いて機能を停止させました。

今回の様な機能を止める作業を行う場合には、メーター内にチェックランプが出ないことを確認して機能停止する様に致します。

現在の法令では車検時にチェックランプが表示されていると、車検を継続する事が出来ませんので必ず確認します。

最後にフロントバンパーの塗装を行い、元通りに組んでいきます。

通常であればバンパー両端に付いているホイールアーチの部品も交換となるのですが、こちらも部品がなく、再使用して組み付けます。

今回ヘッドライトを片側交換したため、左右でレンズの色が大きく違ってきてしまい不釣り合いでしたのでサービスでレンズを磨いて完成となります。

今回は社外新品を用いた修理をご紹介いたしました。

純正部品が廃盤でお困りの方はエステックカーサービスまでお問い合わせください。

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