こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、杉並区よりご依頼頂きましたメルセデス・ベンツ、W204になります。

修理箇所としては、飛来物によってキズと凹みが出来てしまった、左リアドアと左クォーターパネルになります。

リアドアの損傷は薄いラインを跨いで潰れてしまっています。

またクォーターパネルの損傷は、当たったものが流れて接触している為小さなキズと凹みで済んでいます。

飛来物が原因の修理ですが、直せる範囲でしたので鈑金修理で対応する事にしました。

損傷状態を確認しましたので、ここから作業に入っていきます。

先ずは凹みの修理を専用の治具を使用して整形していきます。

線で凹んでいる所を表に出すのですが、ただ出すだけだと凹みのある部分の周りが膨らんでしまう為、凹みの部分を出すのと同時に膨らみを均していきます。

この作業は1点をしっかり出してしまうとその部分だけが必要以上に出てしまい、パネルが伸びてしまう為様子を見ながら作業をしていきます。

様子を見ながらの作業は経験が必要ですが、エステックカーサービスの熟練した鈑金スタッフにはその経験がありますのでご安心を・・・

パネルの整形が終わった後は、パテを使用して完璧な形を出す作業をしていきます。

この時使用するパテもパネルの状態に合わせて選んで使用しています。

凹み修理の大筋が出来ましたので、残す整形作業と同時進行で塗装をする為に必要な部品を外していきます。

今回の塗装範囲としては、フロントドアはリアドアの修理範囲から考えてボカシ塗装をします。

またクォーターパネルを塗装しますが、ボディの一部となる為クリアー塗装をする際のボカシ塗装で仕上げる事はしない為、ルーフサイドからフロントピラーまでしっかりと塗装をする事になります。

その際にクォーターパネルに取り付けられているガラスを外します。

ガラスを外す理由としては、ガラス周りに付いているモールの内側に砂などのゴミになるものが付着しています。

このゴミになるものが、塗装をする際に出てきて塗装している面に付いてしまう事があります。

そうなると塗装のし直しが必要となる為、その様な事が無い様にガラスを外して綺麗にします。

こういう些細な気遣いをする事により、作業時間にもいい影響が出てきます。

次にルーフサイドを塗装する為に、ルーフレールを外します。

ここはマスキングする事も可能ですが、ルーフレールがルーフサイドにしっかりと付いているので、ここから塗装が剥がれないようにする為の作業となります。

ルーフレールは室内から止まっているので、必要な範囲の内張りを外してからの作業が必要になります。

最後にテールランプとロアバンパーを外して、塗装の為の部品外しが完了しました。

修理途中だったリアドアとクォーターパネルにサフェーサーを塗装します。

リアドアの塗装範囲がパネルの半分以上になりましたが、これから塗装の為の下処理をします。

下処理の一環としてしっかりとマスキングをします。

マスキングペーパーや専用のビニールなどを必要箇所毎に使い分け、ミストが色んな部分に付かないようにしっかりと作業をしてから本塗装をしていきます。

綺麗に塗装が仕上がった後、しっかりと乾燥させ組み付けと磨きをして作業が終了しました。

今回は塗装をする為の部品外しの内容などを見て頂きました。

一つ一つ気を使いながら作業をして、新車同様に仕上げる事を心がけています。

大切なお車の修理は、エステックカーサービスにお任せください。

皆様からのご一報お待ちしております。

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