こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、杉並区より低いポールに接触して修理依頼を頂きましたルノー・トゥインゴⅢ（現行型）になります。

損傷箇所は左リアドアからクォーターパネルの2パネルになります。

リアドアに関しては、サイドモール（素地部品）がメインで接触していますが大きく歪んでしまっていますので交換となりました。

この歪みの一部が写真の真ん中あたりにあるのは確認して頂けますが、その前側に大きな歪みがありました。

またクォーターパネルからロッカーパネルに渡って大きな凹みが確認出来ます。

通常でしたらパーツ交換となってもおかしくない損傷ですが、今回は鈑金作業で対応する事になりました。

これは、オリジナルを残されたいというお客様のご要望に対して作業をさせて頂く事にしました。

リアドアを開けた内側の状態ですが、当たった影響で潰れてしまっています。

ここから作業に入っていきますが、まず最初に交換するリアドアの新品部品を仮組します。

この仮組作業は、新品部品ではありますが個体差が出る場合がありますので、エステックカーサービスではこの段階でしっかりと調整していきます。

またここで調整する事により、鈑金作業での指標をしっかりと定めます。

その事でしっかりとした仕上がりになっていきます。

鈑金作業中の写真ですが、先程の調整も含めてパネルの成形がしっかりと出来ているのが確認出来ます。

こうする事によって、最終的な成形をするパテを少なくし薄くすることが出来ます。

パテを薄くすることで、経年によるパテの変化をもたらす事はありません。

ちょっとピントがぼやけてますが、パテの作業となります。

パテ作業が完了した後は、サフェーサーを塗装しサンディング跡を全て消していきます。

この作業をしっかりとしておかないと、本塗装した際に線の様な模様になってしまう状態になってしまい、再度塗装をし直す事になってしまいます。

新品部品に対しては、防錆塗装をし直してから本塗装をしていきます。

この塗装は、新品部品は黒い状態でメーカーで専用の防錆塗装をしてあります。

ただこの塗装の厚さは薄く、本塗装の下処理をする際に全て削れてしまう事があり、防錆の役目を果たしません。

その様な事が内容に、エステックカーサービスでは全ての部品に対して防錆塗装をし直しております。

下処理が終わった後は、先ずキングをして本塗装をしていきます。

綺麗に塗装されましたので、組付けと磨きをして作業が完了となりました。

今回は大きな損傷の鈑金作業について見て頂きました。

今回の内容の様にご希望などが御座いましたらご相談下さい。

皆様からのご一報お待ちしております。

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