こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、塀に衝突してリアドアからリアバンパーにかけての損傷を世田谷区より修理のご依頼を頂きましたメルセデスベンツ、W253、GLCになります。

リアドアの損傷は、前側から凹みが出来後ろ側のエッジ部は大きな凹みとなっていました。

またリアアーチモールを見ると、こちらも大きく変形しているのが確認出来ます。

この部分がこれだけの変形となっていると、ボディ側にも大きな影響が出ていることが考えられます。

この影響については、後程確認をしていきます。

これまでの部分の対応方法は、リアドアを交換し、交換する事によりフロントドアにボカシ塗装をしていきます。

更に後ろ側にも接触跡があり、リアバンパーまで確認が出来ました。

リアアーチモールは素地部品となる為に交換となり、リアバンパーはキズのみとなりますので修理にて対応していきます。

同じ高さでキズを確認したリアのアルミホイールは、交換で対応します。

ここから作業に入りますが、最初に交換するリアアーチモールを外してクォーターパネルの状態を確認します。

そうしたら案の定大きな凹みが出来ていました。

この部分はボディの一部となる為、交換で対応すると事故車扱いになってしまう事から鈑金修理で対応していきます。

クォーターパネルの凹みが大きいことから大まかな引き出し作業としてタワーと呼ばれる引き出す専用の機械を使用します。

この引き出し作業を何カ所もする事で大まかな部分が整形出来、その後プレスラインなどほかの部分を別の専用の機械を使って整形していきます。

引き出し作業、整形が終了したらパテを使用してのサラ穴る整形作業をしていきます。

ここでのサンディングはプレスラインやアールのある形状の為難しい作業となります。

只、エステックカーサービスの鈑金スタッフは熟練した技術で完璧に整形していきます。

ここまでの作業の際には、交換するリアドアを仮組みし取り付け部分の調整も含めて同時作業で隙間やチリを確認していきます。

パテを使用しての整形作業が終わった後は、塗装スタッフにバトンタッチをしサフェーサーを塗装します。

このサフェーサーでサンディング跡など細かなキズをきっちりと取っていきます。

またリアバンパーのキズを修正し、こちらもサフェーサーを塗装します。

これまでの作業によって修理が完了しましたので、ここから塗装の為の下処理などをしていきます。

この下処理の中で、交換するリアドアに防錆塗装をします。

これは入荷した部品にはメーカーで防錆塗装をしてきますが、このまま下処理をすると塗膜が薄い為に薄くなったり剥がれたりします。

これでは防錆塗装の意味がなくなってしまう為、エステックカーサービスでは改めて塗装をする事をしています。

ボディ部分などは塗装する箇所に対してのマスキングをします。

これは塗装する際に出るミストが塗装箇所以外についてしまわないように車を全体的に作業してから本塗装をしていきます。

本塗装が終了した後、組み付けをし磨きをかけます。

今回はガラスコーティングも施工させて頂いてからのご納車となりました。

ボディーコーティングですが、保険をご使用の場合証明書に記載している保証期間やメンテナンスの期間などが期間内の場合提要されますので、コーティングをされている場合には保証書をお車に入れておくことをお勧めします。

今回は大きな凹みの鈑金作業を中心に見て頂きました。

最後にお知らせしたようにコーティングまで対応させて頂いておりますので、その際はお知らせください。

皆様からのご連絡お待ちしております。

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