こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、タイヤ止めにバックしながらリアディフューザーを引っ掻けてしまい割れてしまったフォルクスワーゲン、ザ・ビートルになります。

引っ掻けてしまったディフューザーはプラスチック素材となります。

割れている部分を確認すると、下側から1本ボルトで止まっていたためにその上部で割れていました。

割れたことによって後ろ側は上に持ち上げられ変形もしてしまっています。

只、割れただけで欠けたりしていなかった事と、新品の部品が製造廃止となっていたために修理をする事になりました。

ディフューザーはプラスチック素材となる為、専用の機械を使用して割れた部分を固定します。

その後割れている部分を溶かして接着していきます。

接着出来た後はパネルの厚みが変わったり、接着したことによっての凹凸が出来ていましたのでパテを使用して整形していきます。

先ずはプラスチックでも密着がいいパテを使用します。

このパテでは必要な厚さも確保できる事と、強度も作ることが出来ます。

最初のパテで大まかな整形をして基本的な形を出していきます。

次に最初のパテで出来たサンディング跡を消しながら、全体からの表面的な整形をします。

今回は、この2種類のパテで整形が完了しましたので、サフェーサーを塗装して塗装する為の準備をしていきます。

ディフューザーのカラーはマッドブラックになります。

マッドブラックは磨きをかけると艶なしが艶ありになってしまう事から、全体的に塗装する必要があります。

その為に全体的に塗装する準備として、塗装前の下処理後に必要な範囲にマスキングをしていきます。

ディフューザーが接着で取り付けられている部品となる事から、剥がすと変形してしまう可能性がありましたので取り付けたままで作業をしていきます。

その後、しっかりと全体に塗装をします。

塗装後は乾燥をさせ、磨き作業がありませんのでこれで作業が完了となります。

今回は、新しい部品が手に入らない場合の作業を見て頂きました。

今回の様に修理が出来る場合がありますので、古い年式のお車でも損傷されましたら先ずはご相談ください。

皆様からのご連絡お待ちしております。

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