エステックカーサービスのＩです。

今回はメルセデスベンツ　ＣＬクラス　ＣＬ５００　Ｗ２１５　エアコン効かず修理作業事例を

ご紹介します。

最近、めっきり見かけることが少なくなったＷ２１５　ＣＬクラス。

エアコン冷風出ないということでご入庫。

まずは原因を調べます。

マニホールドゲージを接続してガスの圧力を点検。

ガスは抜けてはいない様子。

テスターにてＡ／Ｃコントロールユニットの故障コードを点検。

特に作動を止めるような故障コードは無し。

エアコンコンプレッサーを目視点検

中心部分が大きく損傷しているのを確認。

ベルトを外し、手で回すとベルトの掛かるプーリーは回転しますが

軸の部分はロックしていて回りません。

今回はコンプレッサー内部ロックによる損傷がエアコン不具合の原因でした。

Ａ／Ｃコンプレッサーを交換していきます。

今回の車両ＣＬクラス　Ｗ２１５はサスペンションにＡＢＣ（アクティブボディコントロール）を

採用されている為パワーステアリングポンプとＡＢＣポンプが一体となったタンデムポンプ

という大き目なポンプがＡ／Ｃコンプレッサーの真上にある為、取り外しにはやや手間が

かかります。

コンプレッサーがロックしたので冷媒ラインを清掃してレシーバータンクも交換。

新しいＡ／Ｃコンプレッサーに交換しました。

交換後、真空引きを行いＡ／Ｃガスを規定量充填。

エンジンを始動して動作チェック。

圧力点検。低圧、高圧ともに良好です。

外気温３０℃超えですがセンターノズル部での温度も約５℃と十分。

最後にテスターにて故障コード無いことを確認して作業完了です。

今回はご利用頂きありがとうございました。

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