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BMW車検の相場はいくら?費用を抑えるポイントも解説

2021/05/26

整備

車検の費用と相場

一般的に、BMWに限らず輸入車は維持費が高いといわれています。実際に、BMWと国産車の車検費用を比べると、BMWのほうが高額になる傾向はあります。

 

そこで今回は、BMWの車検費用の内訳や、車検費用を安く抑えるポイント、BMWの車検が高いといわれる理由などについてご紹介します。

 

 

BMWの車検費用と内訳は?

特に大きな修理箇所がなかった場合、諸費用を除く車検費用は15~25万円程度が相場です。BMWをはじめとする輸入車も国産車も車検費用の内訳は変わりません。

車検費用の内訳は、大きく「法定費用」と「点検整備費用」に分けられます。

 

◇法定費用

「自賠責保険料」「自動車重量税」「検査手数料(収入印紙代)」をまとめたもので、法定費用は車検をどこで受けても基本的に全国一律です。

  • 自賠責保険料:すべての車の所有者が加入必須で、車検期間分を支払います。
  • 自動車重量税:車体重量によって課税される税金で、製造から13年を経過すると納税額が一気に高くなります。
  • 検査手数料(収入印紙代):車検を受けるための費用で、ナンバーによって料金が異なります。

 

◇点検整備費用

「24ヵ月定期点検料」「測定検査料」「車検代行手数料」「部品交換費用」をまとめたもので、車検をどこに依頼するか、そして整備箇所とその内容によって金額に差が生じます。

  • 24ヵ月定期点検料:車検時に行なわれる点検を「24ヵ月定期点検」といいます。
  • 測定検査料:車検時に必ず行なわれる機能点検です。
  • 車検代行手数料:車のオーナーに代わって車検依頼先が車検を行なうための費用です。

 

BMWの車検費用が高くなりがちな理由

コストアップに関するイメージ

一般的に、BMWの車検費用は国産車と比べると高額になりやすい傾向があります。ここでは、その理由について解説します。

 

◇気候の影響

車の部品は、おもに製造される地域の気候に合わせた材質・設計がなされている場合が多く、気候が異なる地域から輸入された車の部品は損耗が早くなることがあります。

 

BMWの場合は、ドイツの厳しい寒さと乾燥した気候に合わせた部品が使用されているため、日本の高温多湿な環境では不具合を起こしやすくなるのです。特に、樹脂パーツやゴムパッキン、電気系統関連の部品でその傾向が見られます。

 

◇国産車と比べて消耗部品が多い

BMWは、構造上国産車に比べ消耗部品を多用しています。そのため、部品の交換頻度

や部品点数が多くなり、その分費用がかかりやすいことは否めません。

 

また、例えばBMWのブレーキパッドはドイツのアウトバーンでの走行を基準に製造されています。そのため、より大きな制動力が必要になる分、消耗が早くなり交換頻度が増える、といった特徴もあります。

 

◇部品輸送費がかかる

BMWの純正部品はドイツで製造されており、交換や修理で必要となった際には輸入しなければ入手できません。そのため、特に新品の純正品が必要な場合はその輸送により余計に費用がかさんでしまいます。

 

◇整備に専門知識が必要

国産車と欧州車では、車の設計・規格・修理方法などに違いがあります。そのため、これらの違いを把握し、適切な整備ができるディーラーや整備士に車検を依頼する必要があり、費用が高くなってしまいます。

 

 

BMWの車検費用を安く抑える方法

愛車を安全に走行させたり、安心して長く乗り続けたりするために車検は必ず受けなければならないものですが、「少しでも費用を抑えられたら」とお考えの方も多いでしょう。

 

BMWの車検費用を安く抑えるポイントとして、「日頃のメンテナンス」「複数業者からの見積もり取得」「民間整備工場に出す」の3つをご紹介します。

 

◇日頃のメンテナンスを心がける

点検時期によらず、車を運転していて、ペダルやレバーの操作時のレスポンスが悪くなったり、車体から変な音が聞こえたりしたら、違和感を覚えた段階で早めにプロに相談しましょう。

 

不具合箇所を早めに処置することで、車検時の交換部品を少なくできる可能性が高まります。

 

◇複数の業者から見積もりを取る

BMWの車検費用は、15~25万円程度(諸費用除く)が相場です。ただし、先にお伝えしたように、どこに車検を依頼するかで、点検整備費用(車検費用の内訳の一つ)や諸費用は大きく変わってきます。

 

あらかじめいくつかの業者(ディーラーや民間整備工場など)から見積もりを取り、費用の比較を値引き交渉の材料として、本命業者に最後に見積もり依頼する方法もありますので、参考にしてください。

 

BMWをはじめとする輸入車は、基本的に短いスパンで部品を交換し続けることで車体の維持を図ろうという思想のもとで設計されています。

 

そのため、ディーラー車検では、実際には使用上問題がない部品でも、ものによっては時期的なサイクルで自動的に交換される場合があります。予防交換の費用によってディーラーの車検費用が最終的にかさむのは、よくあるケースです。

 

その点、民間業者ならリビルド品や代用部品を利用して、費用を安く抑えられる可能性があります。

 

◇民間の整備工場に依頼する

一般的に、民間の整備工場に依頼することで車検費用が抑えられます。民間の整備工場では、車の状態や不具合の程度によって、純正品だけでなくリビルド品や代用品を利用する柔軟さがあることがおもな理由です。

 

また、民間の整備工場では「必要最低限の部分だけメンテナンスしたい」「不安要素はすべて取り除いて乗り続けたい」といったオーナー側の要望が聞き入れられやすい環境があります。

 

 

BMWの車検で民間整備工場を選ぶ際のチェックポイント

BMWの車検費用は、民間の整備工場に依頼することで安く抑えられる場合があります。ただ、いくら車検費用を安く抑えられたとしても、品質面やコミュニケーション面で信頼を置けないまま依頼することはおすすめできません。費用の安さだけを重視して選んでしまうと、肝心の車検・整備の品質が低く、結果的に損をする可能性が高くなります。

 

BMWの車検を民間の整備工場に依頼する際には、費用のほかに以下の2点も重視することをおすすめします。

 

  • BMWの車検実績が豊富にある
  • 輸入車に精通したメカニックが在籍している

 

BMWの車検実績が豊富にある

BMWの車検実績が豊富な整備工場は、BMW特有の故障や問題点について熟知していることが特長です。そのため、車検の際に発見される可能性のあるトラブルに対し迅速かつ的確に対応できる可能性が高く、安心して車検をまかせられます。また、BMWの最新モデルから過去のモデルまで幅広く対応できることも信頼につながる点といえます。

 

そして、車検実績が豊富な整備工場には車検に必要なテスターや各種機材がそろっていることも多く、充実した設備で細部まで検査してもらえることもメリットの一つでしょう。

 

輸入車に精通したメカニックが在籍している

BMWの車種ごとの特性や技術仕様に関する深い知識と経験を持つなど、輸入車に精通したメカニックは、車検の際に必要な点検や整備を的確に行なえます。また、BMW独自のエンジンやトランスミッションの構造、電子制御システムについても熟知しているため、問題が発生した際の診断や修理も迅速に対応してくれます。

 

 

BMWの車検整備事例

輸入車の車検・保険整備・板金塗装などを取り扱うエステックでは、BMWの整備実績も豊富です。

 

ここでは、これまでの整備実績を紹介します。

 

◇事例① BMW3シリーズ・320d F30 車検整備付帯作業事例

車検を実施したうえで、BMW3シリーズ・320d F30で交換した部品は以下のとおりです。

 

  • ワイヤーブラケット
  • リヤブレーキパッド
  • エンジンエレメント
  • ショックアブソーバー

 

加速時に異音がするとのことで点検した結果、プロペラシャフトにパーキングブレーキワイヤーが接触していることが判明しました。隙間から確認するとパーキングブレーキワイヤーを固定するブラケットが損傷していたため、交換を実施。ただし、このブラケット交換では、燃料タンクをずらす必要があり、大がかりな作業となりましたが無事に完了いたしました。

ブラケット交換

 

また、エンジンエレメントは明らかに汚れた状態だったので、新品に交換いたしました。

 

エンジンエレメント

 

 

◇事例② BMW5シリーズ・523d F10 車検整備付随作業事例

車検を実施したうえで、BMW5シリーズ・523d F10で交換した部品は以下のとおりです。

 

  • ラジエターホース
  • クーラントホース
  • ブレーキパッド
  • ローター

 

車検時に、ラジエターホースとクーラントタンクへのホースから冷却水の漏れを発見したため、交換いたしました。

クーラントタンクへのホース

 

ラジエターホース

 

また、ブレーキパッドとローターが摩耗していることも確認できたため、それぞれ交換いたしました。

 

ブレーキパッドとローター

 

ローター

 

最後に各メンテナンス項目のリセットを行ない、無事に作業を完了いたしました。

 

 

BMWの車検についてよくある質問

BMWの車内

 

BMWや輸入車の車検費用に関してよくいただく質問について、ご回答いたします。

 

◇BMWの車検が高いといわれるのはなぜですか?

BMWは車体の構造上、消耗品として扱う部品が国産車と比べて多くなっています。部品交換の頻度や数の多さが、車検費用の高さにつながるケースがあります。

 

ディーラーでは当然ながら交換部品に純正品を使用するため、輸入時の関税や輸送代がもともとの部品代に加算されて、国産部品よりも割高になる傾向があります。

 

◇民間車検に比べてBMWのディーラー車検が高い訳は?

ディーラー車検では、車検後2年間の安全走行を想定した予防整備も併せて行なわれます。

車検時点で劣化していない部品でも、予防整備として交換されることがあるため、その分の部品代や整備費用(高い人件費)が反映されて、ディーラー車検の最終的な料金は民間車検に比べて高くなりがちです。

 

◇車検時にボディのヘコミや傷もなおせますか?

輸入車の傷やヘコミは、エステックカーサービスにおまかせください。特に輸入車の板金塗装を得意としており、月間修理台数60台以上の対応実績があります。

 

 

まとめ

BMWの車検費用を安く抑えるポイントや、車検を民間整備工場に依頼するメリットをご紹介しました。信頼できる整備工場に依頼することで、高額になりがちなBMWの車検費用を抑えつつ、確かな技術と実績で愛車に長く乗り続けられます。

 

民間車検工場のエステックカーサービスでは、BMWの整備・点検も数多く承っています。オーナー様のご要望を踏まえて車検作業を進めていきますので、安心しておまかせいただけると思います。

お見積もりは無料で行っております。車検の際にはぜひ気軽にご相談・お問い合わせください。

 

https://s-techcars.co.jp/lp_maintenance/

 

 

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