こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、武蔵野市よりご依頼頂きましたプジョー・308SW・T9になります。

今回の修理依頼箇所ですが、壁に接触し際に出来た損傷となり、フロントドアとリアドアの部分とサイドステップになります。

フロントドアは内側のパネルが取り付いている部分が変形している為、内側のパネルにも影響が出ていたために交換します。

またリアドアは取り付け部の下側が大きく変形している為に交換します。

最後にサイドステップですが、大きく凹んでいますが鈑金修理にて対応できると判断したので修理にて対応する事にしました。

フロントドアを開けステップの損傷の範囲を確認した所、内側にも影響がある事を確認しました。

損傷箇所と修理方法を確認したので、ここから作業に入っていきます。

今回は交換するフロント、リアドアの隣接部に当たるフロントフェンダーとクォーターパネルにはボカシ塗装をするのみとなりますので、隣接部品の取り外しの前に鈑金修理を作業していきます。

先ずはフロントドアとリアドアを外します。

外した後ステップを鈑金修理していくのですが、先程見て頂いた様にドアを開けた内側の部分にも損傷があったことから大方の整形をします。

ここでは専用の治具を使用してプレスラインをベースに凹みのある部分を出しながら、凹んだ影響で逆に出てしまった部分を叩いて形を出していきます。

その中で新しいドアを仮組みし鈑金部分の状態を確認していきます。

叩き作業での整形が完了した後、パテを付けていきます。

またプジョーのステップにはブツブツになっている部分があります。

これは飛び石などが当たってもパネルに直接に当たらないようなクッション材の様な役目をしています。

これを耐チップと呼びますが、ステップの下側全てに塗装されていて厚みのあるものとなっています。

耐チップは専用の塗料で作っていくものとなり、修理した箇所のみで塗装を使用としても、既存の部分と表面の状態に差が出てしまいます。

その事から既存の耐チップを全て剥がし、ステップ全てに改めて作り込んでいきます。

耐チップを作る前にパテでの整形を終わらせる必要があります。

修理範囲が広いのですが、エステックカーサービス鈑金スタッフの熟練した経験値よりしっかりと整形をしていきます。

この段階で新しいパネルを再度取り付け、チリなどの調整もしながら最終の整形をし鈑金作業を終了していきます。

ここから耐チップを塗装していきますが、よく見ると2段の段差があります。

これも作っていきますが、マスキングをしながら1回塗装した後必要な状態まで乾燥させる作業を数回繰り返して完成させました。

晩コイン修理含む作業が完了した後、本塗装をする準備として隣接する部品を外します。

塗装の範囲としてはドアを外した内側のピラーを含む左側面を全部塗装をする為に、内張りを外してボディ側のウェザーストリップを外します。

部品の外しが終了した後、塗装をする為の下処理をしていきます。

フロントドアとリアドアは新品部品での対応の為、防錆塗装をします。

メーカーでも防錆塗装をしてきますが、塗装の厚さが薄い為に下処理をする際に研ぎ落ちてしまう事があります。

そうなると防錆塗装をした意味がありませんので、エステックカーサービスでは全ての新品部品には防錆塗装をしてから本塗装をしていきます。

滑んての下処理が完了したので本塗装をしていきます。

本塗装完了後、組み付けと磨きをして作業が完了しました。

今回は耐チップが塗装されているお車の作業を見て頂きました。

エステックカーサービスでは、車両ごとの特徴をしっかりと復元させることが出来ますのでご安心してお任せください。

皆様からのご一報お待ちしております。

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