こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、中央区よりご依頼頂きましたポルシェ・パナメーラ・970になります。

今回の修理依頼箇所ですが、右クォーターパネルに出来たキズと続きで損傷したリアバンパーになります。

クォーターパネルのキズは凹みなどが無く大きなものではありませんでしたが、リアバンパーの方はキズだけではなく切れていました。

修理方法としてお客様のご要望により、リアバンパーはキズを修理する事になりました。

通常であればプラスチックが切れてしまっている場合交換をお勧めします。

それは何故かというと、リアバンパーはプラスチック部品となり熱がかかると素材が変形したりしてしまう為、修理した場合には経年によって修理箇所にひび割れなどの状態変化が起きてしまう可能性があるからです。

その様な事が起こる可能性がある場合をご了承いただいた上で作業をお受けする事がありますので、先ずはエステックカーサービスにご相談ください。

損傷確認が終了しましたので、ここから修理に入っていきます。

先ずは修理をするリアバンパーを外します。

ここではリアバンパーの上部にある取り付け部を丁寧に外す為に、左右のテールランプを外します。

この作業をしてからバンパーを外さないと、リアバンパーの取り付け部が伸びてしまったりして修理後に取り付ける際にしっかりと取り付かない可能性があります。

その為にテールランプを外してから、1カ所1カ所を丁寧に外します。

バンパーが外れた後、切れている部分を高熱になる専用の治具で溶かしながら接着していきます。

この作業は裏側から始め、表面も接着作業をする2段階の作業となります。

ここでしっかりと接着できないと、修理が完了した後間もなく切れてしまう事がありますので、慎重に且つ丁寧に作業をしていきます。

接着が完了した後はその他のキズの部分も含めてサンディングし、パテを使用して整形作業をしていきます。

リアバンパーの素材を整形しているので、パテを使用しての整形作業でも問題なく仕上げる事が出来ます。

切れている部分以外はキズがメインで凹みなどがありませんでしたので、切れている部分の修正が完了した後はサフェーサーを塗装していきます。

クォーターパネルのキズもサンディングのみしてサフェーサーを塗装してキズを消していきます。

サフェーサーを塗装した後、サンディングした際に出来た細かなサンディング跡も消す作業を段階を経て終了させていきます。

その後本塗装の為の下処理をしていきます。

クォーターパネルはパネル1枚で完結するようにマスキングをし、リアバンパーはアンダースポイラーが接着されて止まっていたためにスポイラー部をマスキングをしてバンパー丸ごと塗装をする準備をして本塗装をします。

塗装が完了した後、それぞれの部位をしっかりと乾燥させ、組み付けと磨きをして作業が完了となりました。

今回は通常交換をお勧めする損傷を修理で対応した内容を見て頂きました。

お客様のご要望に対応できる場合がございますので、損傷されましたら先ずはご相談ください。

皆様からのご一報お待ちしております。

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