こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、低いポールに左リアドアを当たられて凹んでしまったとの事で修理を世田谷区よりご依頼頂きましたアウディ・Q5になります。

損傷箇所としては、リアドアのプレスラインのある下側の前側になります。

フロントドアとリアドアの下側に付いているサイドパネルにはキズがありませんでしたので、リアドアのみでの対応となります。

ここから作業に入っていきますが、まず初めにサイドモールを外してリアドアのプレスラインの状況を確認していきます。

今回の鈑金作業でのポイントは、プレスラインの凹みを正常な位置に戻しながら凹みによる歪みなどを修理してく事です。

歪みに関しては、凹みの出来ている上部に蛍光灯の明かりがありますが、真っ直ぐなはずの蛍光灯が歪んで見えているのが確認出来ます。

この写真が歪んでいる事が分かりやすい状態となります。

また上から見下ろしてみると、横から見た状態よりプレスラインが凹んでいる事が確認出来ます。

通常だと横から見るのみになってしまいますが、この様に角度を変えて見ると更に状態が分かりやすくなります。

ここから鈑金作業を始めていきます。

写真の様な専用の治具を使用して作業をしています。

これはプレスラインなど力が必要になる作業の中でラインなどの均等になる部分に使用し、これと同時に歪みを取る作業などもしていきます。

この段階でパネルそのものの整形作業を終わらせていきます。

パネルの整形作業が完了した後は、パテを使用して整形作業をしていきます。

今回の損傷でプレスラインが2つありますが、下側のラインはパネル自体が折れている形状となります。

この部分がしっかり形が戻っていないとしっかりとした仕上がりになりませんので、ここがパテ作業を含めた重要な作業となります。

数種類のパテを使用しての整形作業が完了した後は、サフェーサーを塗装して整形作業の際に出来たサンディング跡などをしっかりと消していきます。

ここでサンディング跡を消しておかないと塗装をした際にキズの様に跡が逆にしっかりと見えてしまいます。

その様な事が無い様にしっかりとチェックしながら作業をします。

サフェーサーでの作業をしながら本塗装に向けての下処理もしていきます。

この下処理では塗装する範囲に塗料がしっかりと食いつくようにする為の処理をします。

またドアハンドルなどの開け閉めする場所、ゴム部品などが付いている場所にある付属部品を外します。

以上の作業をする事により、細かい部分にもしっかりと塗装をする事が可能となります。

下処理が完了した後は、マスキングで養生をし塗装する時に出るミストなどが室内に入らないようにしたり他の部分に付いてしまわないようにします。

そこまでの準備が終わったら本塗装をしていきます。

本塗装が終了した後は、組み付けと磨きをして作業が完了となります。

今回は凹みによる影響が出ている部分や、修理のポイントなどを中心に見て頂きました。

損傷状態の影響など出ている部分もしっかりと対応していますので、損傷した際にはエステックカーサービスにお任せください。

皆様からのご連絡お待ちしております。

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