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2023/11/22
日常点検
メルセデス・ベンツBクラスの購入を検討しているものの、燃費や税金・保険等を含め、全体的な維持費の目安について気になっている方もいることでしょう。
メルセデス・ベンツBクラスの維持費において、大まかな目安としては30~50万円程度です。具体的な維持費は、モデル・年式・車検・走行距離などによって変動します。
そこで今回は、メルセデス・ベンツBクラスのモデルを紹介しながら、それぞれのモデルの燃費や税金・保険等を含めた維持費について確認していきましょう。
メルセデス・ベンツBクラスのモデルは、大きく分けて「初代モデル」「2代目モデル」「3代目モデル(現行)」の3種類です。
初代モデルは、2006~2012年まで販売しており、標準グレード「B170」、上級グレード「B200」、スポーツグレード「B200ターボ」があります。B170に関しては、2009年にマイナーチェンジして「B180」に名称変更となりました。
グレード間のおもな違いは、排気量とターボの有無にあります。排気量は、B170が1,698cc、B200とB200ターボが2,034ccです。
ここからは、メルセデス・ベンツBクラスの燃費について解説します。ただし、初代モデルの販売当初から測定モードが変更されており、世代間の正確な燃費比較はできません。そのため、あくまで参考値になる点をご理解ください。
以下は、モデルごと燃費を表でまとめたものです。
モデル | グレード | 燃費 |
初代 | B180 | 13.8/L |
B200ターボ | 12.0/L | |
2代目 | B180 | 17.3km/L |
B250 4マチックスポーツ | 14.3km/L | |
3代目 | B180 | 14.7km/L(WLTC) 16.5km/L(JC08) |
B200d | 18.8km/L(WLTC) 20.0km/L(JC08) |
※初代モデルは10・15モードのデータ、2代目はJC08モードのデータ、3代目はWLTCモードとJC08モードのデータ
2代目から「アイドリングストップ機能」や「BlueDIRECTテクノロジー」など、独自の環境技術が導入され、従来モデル比約19%の燃費向上を実現しています。
ここからは、メルセデス・ベンツBクラスの維持費について、項目ごとに確認していきましょう。今回は、以下5つの項目に分けて解説します。
・自動車税
・自動車重量税
・自賠責保険料、任意保険料
・車検費用、メンテナンス費用
・ガソリン代、駐車場代
また維持費の目安に関しては、冒頭でお伝えしたとおり、モデル・年式・車検・走行距離などによって変動しますが30~50万円程度です。では、各項目の具体的な費用について解説していきます。
まずは、メルセデス・ベンツBクラスにかかる自動車税について、モデル別で以下の表にまとめました。
モデル | グレード | 自動車税/排気量 |
初代 | B170 | 45,400円/1,698cc |
B180 | 36,000円/1,698cc | |
B200 | 43,500円/2,034cc | |
B200ターボ | 51,750円/2,034cc | |
2代目 | B180 | 36,000円/1,595cc |
B250 4マチックスポーツ | 36,000円/1,991cc | |
3代目(現行) | B180 | 30,500円/1,331cc |
B200d | 36,000円/1,949cc |
自動車税は、排気量ごとに金額が決まっています。初回登録から13年経過していると税額が約15%アップするため、初代モデルのB170とB200ターボの税額は、ほかのモデルと比べて高額です。
自動車重量税に関しては、メルセデス・ベンツBクラスのほとんどが「1,001~1,500kg以内」のため、2年分で24,600円となります。2代目のB250 4マチックスポーツや3代目(現行)のB200dは1,501~2,000kgに該当するため、2年分で32,800円です。
自動車重量税は、年式が古いほど税額が上がります。そのため、初代の初期モデルであるB170は13年超で2年分34,200円、18年超で37,800円です。
2020年10月に従来の自動車取得税が廃止され、新たに自動車税環境割が導入されたことで、現行のB200dは軽減対象になるため税が全額免除となります。
車検を受けるには自賠責保険の加入が必須で、すべての自動車において加入が義務付けられています。2020年4月1日以降の契約は保険料引き下げ対象のため、自賠責保険料は年間17,650円です。
任意保険に関しては、文字どおり任意の加入ではあるものの、加入するのが一般的となっています。任意保険にかかる費用は、保険会社や等級・年齢によって異なりますが、目安として20~60歳で6~10等級、車両保険なしプランなら6万円前後です。
車検費用は、車検をディーラー・民間車検工場・ガソリンスタンドなど、どこで行なうかによって差があります。
現行モデルのB180を例として挙げると、重量税24,600円、自賠責保険料17,650円/年、印紙代1,200円(指定工場の場合)+車検基本料等30,000円(目安)で、70,000円前後が相場です。 メンテナンス費用は、部品交換の範囲など内容によって変動します。オイル交換の場合だと、5,000~6,000円が相場です。
駐車場代に関しては、住んでいるエリアなどによって変動します。仮に駐車場代が月々1万円なら、年間12万円かかる計算です。
ガソリン代は、「現行モデルB180 の燃費14.7km/L」「年間走行距離1万km」「ハイオク178円/L」「ディーゼル148円/L」の条件で計算すると、以下のようになります。 ※ハイオク・ディーゼルともに2023年3月時点の価格
ハイオク:約12万円
ディーゼル:約10万円
メルセデス・ベンツBクラスの維持費としてかかる項目と、費用目安を以下に表でまとめました。
維持費の項目 | 費用目安 |
自動車税 | 30,500~51,750円 |
自動車重量税 | 0~37,800円 |
自賠責保険料 | 10,775円/年※2020年4月1日以降の契約の場合 |
任意保険料 | 保険会社や年齢・等級により変動 |
車検費用 | 70,000円前後 |
メンテナンス費用 | メンテナンス内容により変動 |
ガソリン代 | 約10万~12万円※ |
駐車場代 | 12万円/年※月々1万円の場合 |
※「現行モデルB180 の燃費14.7km/L」「年間走行距離1万km」「ハイオク178円/L」「ディーゼル148円/L」の場合
具体的な維持費は、モデル・年式・車検・走行距離などによって変動しますが、30~50万円程度を目安に考えておくとよいでしょう。
駐車場代の有無や、車検やメンテナンスにかかる費用を抑えられれば、上記よりもさらに維持費を軽減できる可能性もあります。
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