こんにちは。調布店、清水です。

今回ご紹介するお車は、フロントフェンダー、フロントドア、ドアミラー、リアドア、クォーターパネルにかけて損傷したランドローバー、イヴォークの修理を世田谷区よりご依頼頂きました。

キズがスタートしている部分は、素地部品の左フロントアーチモールになり凹みはありませんがキズが付いています。

その流れでフロントフェンダーにもキズが付いていますので、フェンダーは修理、アーチモールは色が付いている部品ではない為交換をします。

次にフロントドアですが、プレスラインに接触して凹みが出来ています。

ドアはアルミパネルになる事で修理をした場合、通常のパネルの場合よりパテの量が付くことが想定されます。

そうなると、経年によってパテが痩せて修理跡が出たり。開け閉めをする部分ですので衝撃が重なって塗装からパテまでが割れることも可能性としてあることが理由となります。

ドアミラーについては黒く跡が付いている箇所になりますが、黒い部分は磨くこと色は落ちますがキズが付いている為に修理をします。

リアドアに関しては、取り付け部がある前側が凹んでいてこの部分はパネルが複数にプレスされている部分になる為に強度があり引き出し作業が出来ない部分になる事と、後ろ側にまで凹みや傷がある事からパネル全体を修理する必要になってしまう為、フロントドア同様に交換で対応します。

クォーターパネルはアーチモールが外れる程の衝撃がある中で、前側の角部分を潰す形で変形しています。

今回は修理での対応が可能な損傷から、複数のプレスラインで出来ている修理が難しい場所になりますがしっかりと鈑金で対応します。

今回の修理は基本的に費用が絡んでくる条件のもと、中古部品を使用しての修理となります。

中古部品で対応できる部分としては、ボルトで止まっている構造のフロントドアとリアドアになります。

中古部品については、調べた段階である場合には注文時に無くなってしまう事がある事と、無い可能性があるので調べることが必須となります。

最初の作業として交換するフロントドア、リアドアを仮組みして隙間やプレスラインの位置などを確認します。

この時点でリアドアの位置が確定しましたので、クォーターパネルを修理する上でのパネルの高さやプレスラインの位置を確認しながら引き出し作業をしていきます。

引き出し作業をする際にプレスラインが潰れた場合には、人力で引き出すことが難しい為タワーと呼ばれる引き出す専用の機械を使います。

この機械では何トンにもなる力で作業できますが、パネルに引き出すためのパネルを溶接で付けてそれに咥える工具を付けて引き出します。

パネルの形状を戻しましたので、ここからはパテを使いアーチモールを仮組みしながら状況のチェックをして整形します。

先程もお伝えしたように、プレスラインのみでなくリアドアとの隙間や表面の形状をしっかりと確認しながら、タイミングに合わせたパテを選別した上で作業をしていきます。

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交換するドアは中古部品になるため、表面に傷があったり凹みがあったりとそのまま使用する事はせず、必要な場所を修理をしてから塗装をします。

整形作業後にサフェーサーを塗装してから、塗装する範囲全てを下処理をしマスキングをして準備をします。

塗装が完了したら組み付けと磨きをして全ての作業が完了となりました。

今回は、交換する部品と修理箇所の作業方法を中心に見て頂きました。

クォーターパネルについては交換する事も選択肢の一つとなりますが、事故扱いになる場所になるので状態を確認する中で極力修理で作業する事を念頭に進めております。

損傷されましたら先ずはエステックカーサービスにご相談ください。

皆様からのご連絡お待ちしております。

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