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外車はすぐ壊れる?日本で輸入車の寿命が短くなる原因を解説

2019/09/21

その他

ボンネットの中を開けて困っている男性

日本で外車はすぐに壊れるイメージを持つユーザーは少なくありません。確かに以前の外車はゴム部品や内装の劣化、パワーウインドウやエアコンなど電装系の不具合が目立ちました。しかし、現在は改良され国産車と変わらない高品質の自動車が多くなっています。

外車の品質が高くなっているにも関わらず、外車が壊れる、寿命が短いと現在でも言われている点については、気象及び交通環境の違いやクルマの乗り方や考え方の違いがあると考えられています。

今回は、日本で外車が壊れやすい、寿命が短くなると言われる原因ついて詳しく解説するとともに、外車を長く乗り続けるための秘訣について紹介します。

 

外車がすぐ壊れると言われるのは環境の違いが大きい

外車がすぐに故障すると日本国内で言われている理由として、クルマの設計段階で想定されている環境と日本の環境が異なる点にあります。

日本の夏は高温多湿で冬は極寒など四季があることで、雨や高温多湿に弱い電装部品やゴム部品が劣化・故障しやすい傾向にあるのです。

 

日本の環境によって外車が壊れるのは昔の話であり、現在は様々な環境に対応できるようグローバル化が進み、環境の変化に対応できるパーツを使用し、環境の変化に対する自動車の性能は大幅に向上しています。

外車の電装部品には日本のメーカーの製品が使用されたり、オーディオも日本製であったり海外の自動車メーカーと日本のメーカーが業務提携等で協力することで外車の品質は高まっています。

 

また、国産車が壊れにくいため、外車がすぐに壊れるイメージがあります。現在、外車がすぐに壊れるというのは国産車が壊れにくいためでもあります。国産車の場合は、ほとんどノーメンテナンス状態で乗りっぱなしの状態でも故障することはほとんどありません。

外車の場合には、定期的なメンテナンスや消耗品の交換が必要なため、メンテナンスを怠ることで、故障や不具合が発生する場合があります。アウトバーンなど高速走行することが多い外車は、エンジンやトランスミッション、ブレーキなど高性能かつ複雑な機構を持つ車種もあり、メンテナンスを怠ることで日本車では考えられない不具合で動けなくなる場合もあります。逆にしっかりメンテナンスや定期的に消耗品の交換を行うことで国産車同等に不具合の無い状態を保つことができます。

 

 

外車と国産車では乗り方や考え方が違う

 

国産車の場合は、クルマのモデルチェンジサイクルが短く、5年で代替えするユーザーも多く、5年で大きな不具合が出ることはほとんどありません。10年そのまま乗ろうとした場合でも消耗品の交換は必要ですが問題無く乗ることが可能です。ただし10年乗った場合には2世代、3世代前のモデルになることが多く、デザイン面などに古さを感じる場合があります。

 

ヨーロッパでは、物を長い間使用する習慣があり、自動車も同じ発想で作られています。そのため、同じクルマに10年、20年以上乗り続けるユーザーが多くいます。しっかりメンテナンスを行い、必要な部品をしっかり交換して同じクルマに乗り続けているのです。外車のモデルチェンジサイクルは国産車と比較して長いため、10年乗っても国産車のように古さを感じることが少ないのも特徴のひとつです。

日本では、外車の部品に不具合が生じた場合「壊れた」と捉えますが、部品を交換すれば良いだけのことと考えることで長く外車に乗ることも可能です。

 

外国では、長距離・高速移動での使用が多いのに対して日本では、ストップ&ゴーが多い使用環境になっています。外車での短距離・低速走行の場合は、クルマの想定する走行環境が異なるため不具合が発生するリスクが高まります。国産車の場合には、高速走行よりも街乗りでのストップ&ゴーの環境に合わせたクルマ作りになっていますので、日本の交通環境で不具合の発生するリスクは低くなっています。

 

 

外車を長く乗り続けるにはどうすれば良い?

赤い車のボンネットを開けて検査する男性

 

壊れやすいと言われる外車を長く乗り続けることは可能です。ノーメンテナンスで乗りっぱなし、少しの異変でも気にしないで乗り続けると不具合が発生したり壊れたりする可能性が高くなり、長く乗り続けることが困難になります。

 

車検はもちろんですが、1年または半年に1度の定期点検を行い、不具合箇所を事前に見つけ出し、故障する前に部品を交換することが大切です。外車で故障の多い箇所は、電気系、エンジンマウント、ウォーターポンプ、サスペンションのブッシュやダンパーなど足回りと言われています。また、定期的なオイル交換も大切で、少しでもクルマに異変を感じたら、ディーラーや専門店で点検してもらいましょう。

 

エンジンオイルについては、メーカー純正オイルを使用することを推奨します。BMWの場合は、ロングライフのオイルを使用し、15,000km毎の交換で良いエンジンオイルを使用しています。1年に1度点検を兼ねてオイル交換することで、交換費用は高価ではありますがエンジンを長持ちさせるための手助けとなります。

 

 

まとめ

日本の気候によって故障する外車は昔の外車であり、現在は日本製の電装部品を使用するなど改善されているので、気候によって外車が壊れることはほとんどなくなっています。

国産車はノーメンテナンスでも乗り続けることは可能ですが、外車は定期的なメンテナンスが必要で、メンテナンスを怠ることで故障のリスクが高くなり、クルマの寿命が短くなります。

なので外車に乗る際は、故障を防ぎ長く乗り続けるため、定期的にメンテナンスと部品交換を行いましょう。

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