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外車の車検費用はどれくらいかかる?高くなる理由と日本車との比較

2019/11/07

整備

自動車の整備作業

外車の車検は高いというイメージはないでしょうか。確かに日本車と比べると外車の車検は高くなる傾向にありますが、それには理由があるのです。今回は、日本車との比較も行いながら、外車の車検が高くなる理由を説明していきます。最後に外車の車検費用を安く抑えるコツについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

外車の車検費用はなぜ高い?

外車の車検費用が日本車よりも高くなるには理由があります。車検費用の内訳を説明しながら、その理由について詳しくみていきましょう。

 

・車検の料金は大きく2つの項目から計算される

車検の費用は、大きく分けると「税金関連費用(法定費用)」と「整備費用」に分けることができます。税金関連費用とは、自動車重量税、自賠責保険、検査登録証印紙代のことであり、車の重量などで自動的に決まってきます。外車は日本車よりも重量が重いモデルが多いので、重量税も高くなりがちです。

 

整備費用は、分かりやすく言うと部品交換や整備調整の費用のことであり、車検を通すために必要な部品交換や、その時点で交換が推奨される消耗部品の交換費用が含まれます。なお、車検費用としては、他に定期点検料、測定検査料、代行手数料なども必要です。

 

・外車は整備費用が高い

外車の車検が高くなる最大の理由は、整備費用の違いです。外車の車体価格が日本車よりも高いことからも明らかですが、部品単体の値段も外車の方が高い傾向にあります。また、国内で部品が供給される日本車と異なり、外車は海外からの輸送費用も部品代に上乗せされているのです。

 

部品の交換工賃についても、外車は高めです。日本車であれば、ある程度車体構造の規格が共通化しているので、整備士の教育にはそこまでの時間やお金はかかりません。一方の外車は、メーカーごとに特殊な構造が多く、新型車が出るたびに研修などを受ける必要があるため、その分のコストが工賃に跳ね返ってくるのです。

 

・以前より車検費用は安くなってきている!

外車の車検は高い傾向にありますが、以前と比べると日本車との車検費用の差は埋まりつつあります。外車を取り扱う販売店も増えてきており、部品もインターネットなどで手軽に取り寄せられるようになりました。外車の普及によって、車検費用は以前より安くなってきているのです。

 

 

日本車の車検費用の平均について

それでは、日本車の車検費用はどのくらいなのでしょうか。平均的な日本車の車検費用についてご紹介していきます。

 

・日本車の車検の相場は7~10万円ほど

日本車の車検は、軽自動車が一番安く、車が大きくなるにつれて費用が上がっていきます。整備費用には、24ヶ月定期点検や車検代行手数料に加えて、部品交換の費用が含まれています。

 

下の表からも分かるように、日本車の車検の相場は7~10万円ほどが一般的になっています。なお、車種や整備内容によっても金額は大きく変動する可能性があります。

 

  軽自動車小型車中型車大型車

税金関連

費用

自動車重量税6,600円16,400円24,600円32,800円
自賠責保険料25,070円25,830円25,830円25,830円
印紙代1,100円1,200円1,200円1,200円
整備費用車検料

35,000円~

40,000円

40,000円~

45,000円

45,000円~

50,000円

50,000円~

55,000円

支払合計

67,770円~

72,770円

83,430円~

88,430円

96,630円~

101,630円

109,830円~

114,830円

 

・日本車はエコカー減税を受けられるので安い

日本車と外車との違いという点では、エコカー減税を受けられる車種が多いのも日本車の特徴です。エコカーに認定されると、自動車重量税が初回の継続車検時に25%~100%減税となるので、その分費用が抑えられるのです。外車でもエコカー減税対象車は増えつつありますが、日本車と比べると車種は限定的になります。

 

外車の車検費用を安く抑えるコツを紹介

外国車の展示場

 

ディーラーで外車の車検を受けると、確かに費用が高額になってしまう傾向があります。しかしながら、整備業者を上手に活用することで、外車の車検費用は安く抑えることが可能なのです。

 

・ディーラーでの車検は数十万円になることも

一般的に、ディーラーでの車検は整備業者と比べて高額になります。なぜなら、ディーラーでは多少消耗した部品でも、安全性を考慮し新品のパーツに交換してしまう可能性があるからです。また、不具合がある箇所についても、壊れた単体の部品交換ではなく、アッセンブリ交換というユニットでの交換が基本です。

 

例えば、トランスミッションの不具合がある場合、分解して故障の原因であるパーツを特定し、そのパーツだけ新しい部品に入れ替えて組み戻せば、部品代はかなり抑えることができます。しかしながら、本国からの指示がアッセンブリ交換となっていれば、保証の関係もあり、その指示に従ってパーツ一式で交換せざるを得ないのです。

 

・外車の車検料金を抑えるには整備業者に依頼!

一方、民間の整備業者の場合、車検時にディーラーのような広範囲の部品交換は行わないのが一般的です。もちろん、車検に適合しないような灯火類のバルブ切れや、足回り、ブレーキ関係はきちっと点検して整備してくれますが、車検には無関係な部品交換はユーザーとの相談で決めるのが通常です。

 

また、部品交換についても、アッセンブリ交換ではなく、故障した部品のみの交換を行ってくれたり、販売台数が多い車種であれば中古パーツを利用して部品代を安くしてくれます。このように、民間の整備業者に依頼すれば、外車の車検費用も安く抑えることが可能となるのです。

 

まとめ

今回は、外車の車検費用が高くなる理由と日本車との比較、外車の車検費用を安く抑えるコツをご紹介してきました。確かに、外車は部品単価や工賃が日本車よりも高い傾向にあり、車検も高額になりがちです。

しかしながら、民間の整備業者を使えば、車検とは無関係の部品交換は中古部品等も利用してくれるので、車検費用を抑えることが可能です。車検はディーラーと決めつけずに、民間の整備業者も選択肢に加えてはいかがでしょうか。

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