イタリアのメーカーとして人気を誇る「マセラティ」は、車検にかかる費用が国産車よりも高い傾向にあります。国産車よりも費用がかかるのはなぜなのでしょうか。車検代のうち、税金や保険などは必ず支払う必要があります。

少しでも費用を抑えたいのであれば、節約できない要素以外の部分で費用を抑えるのが効果的です。

この記事では、マセラティの車検費用が高くなる理由や、費用を抑えた車検依頼の方法について解説します。車検の依頼を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

マセラティの車検費用の内訳や高くなる理由

まず、マセラティの車検に必要な法定費用の内訳や、マセラティの車検費用が高くなる理由について理解を深めましょう。

◇車検時に必要な費用の内訳

マセラティの車検時に必要な法定費用の内訳は、以下のとおりです。

・自動車重量税：24,600円～41,000円

・自賠責保険（24ヵ月）：20,010円

・印紙代：1,600円

マセラティは走行時の快適さを重視しているため、路面からの衝撃を受け止められるよう、頑丈な構造になっているのが特徴です。そのため、車体の重量が増し、重量税は高くなる傾向にあります。

法定費用のうち、自賠責保険や印紙代は、制度に変更がなければどのモデルにおいても同じ金額です。しかし、自動車重量税はマセラティのモデルによって異なるため、事前に確認しておきましょう。

◇マセラティの車検費用が高くなる要素

そもそもマセラティは、日本の走行にフォーカスした設計ではありません。そのため、走行時の路面状況や気候など、あらゆる要素が故障の原因になりうるのです。

特に、高温多湿といわれる日本において、電装系パーツは不具合が生じやすいものの一つといえます。車検の際に不具合が見つかった場合、パーツ交換なども行なわなければなりません。車検費用がかさむ原因はそのあたりにあるといってよいでしょう。

法定費用は節約できない要素のため、車検時の費用を少しでも抑えたい場合は、パーツ代などの非法定費用を最小限にする対策が有効です。そのためには、定期的にメンテナンスを実施し、日頃から車を良い状態で維持することが大切になります。

マセラティの車検を正規ディーラーに依頼するメリット・デメリット

ここでは、正規ディーラーに車検を依頼する際のメリット、デメリットを紹介するので、車検の依頼先を決める際の参考としてお役立てください。

◇メリット

ディーラーで車検を担当するスタッフは、メーカーの車に対する知識が豊富です。不具合の多い箇所や重点的に検査すべき箇所を熟知しているため、高品質な整備を受けられます。また、純正部品を利用できるため、不具合の再発リスクを軽減できるのも魅力です。

ディーラー以外に車検を依頼した場合はメーカー保証を受けられませんが、ディーラーに依頼すればメーカー保証を受けられます。そのため、修理の内容が保証範囲内であれば、費用の負担が軽減できる可能性もあるでしょう。

◇デメリット

ディーラーに車検を依頼した場合のデメリットは、費用が高くなってしまうことです。純正部品を利用できるのはメリットでもありますが、マセラティはイタリア車のため、部品の調達に手間や費用がかかります。そのため、部品交換が必要な場合は、国産車よりも高額になることは避けられないでしょう。

また、ディーラーでは、自社製品への知識を深める目的で、新車の発売とともに研修を行ないます。研修を行なうためには資金を確保しなければならないため、車検代などでまかなっていると考えられるでしょう。

さらに、ディーラーはアクセスしやすい場所にあり、整備エリアと展示エリアを兼ね備えた店舗が多い傾向にあります。立地の良い場所は土地代が高額になるため、車検代に影響することも考慮しなければなりません。

マセラティの車検を依頼するなら整備工場がおすすめ！

ディーラー以外に車検の依頼を検討している場合は、民間の整備工場に依頼するのがおすすめです。ディーラーと比べて何が良いのか、依頼先はどのように選ぶべきかをご説明します。

◇整備工場に依頼するメリット

外車ディーラーの場合、品質保持が重視されるため、修理を行なう場合は純正部品との交換で対応するケースが多くなります。また、部品の消耗を考慮して、定期的なメンテナンスや部品交換によってコンディションを保つことが推奨されているのです。

民間の整備工場に依頼すれば、純正部品だけでなく代替部品との交換も可能なため、修理を行なう際の費用を抑えることが可能です。民間の整備工場は、幅広い修理経験があり、部品交換以外の修理にも対応しています。部品自体の修理も行なってもらえるので、部品交換よりも安い費用で済ませられるでしょう。

◇依頼先を選ぶ際のポイント

民間の整備工場に車検を依頼する際は、まず業者ごとの特徴に理解を深める必要があります。業者によっては、特定のメーカーのみ、あるいは特定の国のみなど、扱っている外車が限定的な場合もあるからです。

なかには、外車の整備に対応していない業者もあるため、依頼先を選ぶ際にはしっかりと確認しましょう。

また、外車専門の業者でない場合は、外車の整備や修理に対応できる設備が整っていない、あるいは取り扱いの経験が浅い可能性も考えられます。

民間の整備工場に依頼する際は、外車に対応しているかだけでなく、マセラティの整備や修理実績の有無を確認するのが賢明です。公式サイトで実績を確認したり、事前に問い合わせを行なったりするとよいでしょう。

まとめ

マセラティの車検を依頼する際には、費用面や安心感を考慮して依頼先を決める必要があります。

正規ディーラーへの依頼は、安心感がある反面、費用が高くなる傾向にあるため、少しでも費用を抑えたい場合は民間の整備工場に依頼するのがおすすめです。

エステックには、マセラティの車検を行なってきた実績があります。整備だけでなく、エンジンの不調や電装系の修理など、あらゆる修理にも対応可能です。車検の依頼先でお悩みの方は、ぜひエステックにご相談ください。

S-TECHの車検・整備について

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